ネタ:魔法少女ミルカ☆マギカ

数学ガールのミルカさんの正体は魔法少女 というくだりがありまして、ここから一つ妄想を膨らませてみようと思います。純然たるネタです。
感想とかコメントとかつけてほしくないぐらいのしょうもないネタですが、よろしかったらどうぞ。 Tweet

最終更新日:$Date: 2013-04-20 23:50:44 +0900 (Sat, 20 Apr 2013) $


「数学ガールのミルカさんの正体は魔法少女」
これが正しかったらどうなるか?魔法少女ミルカ☆マギカとして例えばこんな展開はどうか?

近未来。「僕」の数学のソウルジェムの濁りが限界を超え、グリーフシードへと変化した。 そのグリーフシードはワルプルギスの夜などとは比べ物にならないぐらい巨大な怪物になり、 人類は絶滅の危機に瀕していた。

そこで、当局により魔法少女ミルカが未来から過去に送り込まれた。 ミルカは「僕」に接触し、彼のソウルジェムを濁らせないように彼と数学談議を交わし、未来を変えようとしている。 そして「僕」が数学と日常的に触れられるようにし彼の持つ「教える才能」を生かせるようにそれと知られず導いて行く。 もちろん「僕」にすべてを伝えるわけにはいかない。かくして魔法少女ミルカと、一緒に時間差で送り込まれたテトラの戦いが始まった。

第1巻でのミルカとテトラの活躍で、「僕」の数学のソウルジェムは浄化の傾向に流れたが、 破滅的な結末を回避するに至らなかった。当局は第3第4の魔法少女を送り込んだ。それがユーリとリサだった。

要は、映画のターミネーターみたいなもんですよと。

さてミルカはほむらだとして、テトラは誰だろう? とりあえずテトラの属性並べてみましょう。

テトラの属性:ドジっ子。ショートカット。地味な努力を厭わない。英語が得意。 基本誰からも好かれる。巨乳。神様と関係あり。(クリスチャンですので)

で、魔法少女たちの属性と比べると。。。

おおっ。誰に対応付けても問題ないということか。テトラ、君はどれだけキャラが立ってんだ。 でもここは、性格付けを評価してまどかということにしようか。 「僕」が凹んでも教え方がうまいと言ったり、神様にお願いとかしてソウルジェムを浄化してくれるんです。

さて、ユーリは?ポニテを評価して杏子だ。ネコ系といたずらっぽい性格付けもまあ近いかも。 リサは?色はあってないけどショートカットだしさやかだね。

マミは?あ、もしかして彼女は未登場なんだ。 つまりあともう一人、数学ガールシリーズに新ヒロインが現れて、それでヒロインは打ち止めになる。 第5巻か6巻で、「僕」は高校を卒業して大学か予備校に通うと思われるけど、 予備校だったらそこの講師。大学だったら同級生、あるいはサークルの先輩。巨乳の年上のお姉さん属性だ! (数学ガールでお色気描写が始まったらそれはそれで凄いかもしれない。 大体テトラの巨乳はコミカライズの副産物みたいなもんだし。) ついでながら、仁美ちゃんもエィエィもピアノが得意であるが、仁美ちゃんは魔法少女ではないのでエィエィが未来から送り込まれてくることは無い。

また彼女らは未来から派遣されているだけあって、本当の数学能力は全員ミルカさんレベルです。未来ではそれが普通なのです。 つまりどういうことかというと彼女らのほとんどは「僕」のソウルジェムの汚濁阻止のため本当の数学能力を隠しているのです。 特筆すべきはテトラです。彼女はその振る舞いから「あんな後輩が欲しい」などとよく言われますが、あれは全部演技です。 彼女は提示される数学的内容のすべてを見切っていてその上で汚濁阻止のための演技をし続けています。 大事なことなのでもう一度言いますが、彼女の振る舞いは全部演技です! ちなみにミルカさんは演技を全くしていません。彼女の振る舞いは全部素です。目を瞑って考えこむのも2巻後半で寝ちゃったのも 第1巻で数学の問題が解けなくて落ち込む「僕」にフィボナッチサインをするというセンスの悪い行動も全部素です。

演技と疑われないように彼女らなりの工夫もあって、ミルカさんが「僕」の前で初めて他の魔法少女と会う時はミルカさんが 冷たい態度に出る約束になっています。具体的なやり取りを決めてしまうとまた演技と感づかれるので基本アドリブです。 とはいえ最初の頃のミルカさんはそういうアドリブは苦手だったようで、 テトラと初めて「僕」の前で会った時はテトラの椅子を蹴っ飛ばして追っ払うという後先のことを考えてなさそうな行為に出てしまいました。 その後仲直りするようになるのですがかえって「僕」の疑問を誘ってしまったのは日坂水柯さんのコミカライズに描かれたとおりです。 あのあと反省会が持たれて、ユーリとリサのときはもっとおとなしくやろうということになりました。 彼女らをまとめているテトラの苦労が想像に難くありません。

閑話休題。もう一人ヒロインが登場するならばシリーズの単行本はあと2本あるいは多くて3本ぐらいで終わるということになる。(本稿執筆時現在、第4巻まで出ています。) 最終巻の1個前のラスト直前で、このへんのネタばらしがあって、 最終巻で何か盛り上がりがあるんだ。きっと。

例えば、「僕」ソウルジェムはもう濁らないようになったけど、 ミルカさんのソウルジェムが濁りだして(例えば数学の能力でスランプに陥っていつもの実力が出せなくなる。 そのままアイデンティティークライシスにつながっちゃうとか。) 怪物化する直前で今度は「僕」がミルカさんを助けて、魔法少女たちは未来に帰って終わり、と。 こうなれば、各巻でのプロローグ・エピローグ描写と不整合しない。まさに彼女らは数学で時を越えてくるんだ。 結構いけてるんじゃないか?

また、もっと話をひき伸ばしたければ、おりことキリカを投入するという考えもある。

未来には、当局とは違うやりかたで危機を回避しようとする勢力がいた。「僕」の数学のソウルジェムの浄化でなく、 「僕」を数学から足を洗わせてソウルジェムを無力化し、怪物化をも回避しようというのだ。彼女らもまた「僕」に接近し 数学のろくでもなさをアピールし数学を究めることの不毛さを説く。人生他にも色々あるんだよと。そんなに数学が得意になっても誰もわからないよと。 いつしかその存在もミルカ達に知られるようになり、例えばこんなやり取りがある。

ミルカ:そうね、貴方は知っていたわね。手を組めたらよかったけど無理ね。貴方は、、、
おりこ:ひろしくんを守ろうとしている!(数学屋として)
ミルカ:ひろしくんを殺そうとしてる!(数学屋として)

で、例えばひろしくんがおりこと良い関係になってきちゃって、ミルカさんのソウルジェムが濁りだして、 他の魔法少女が色々取りなしてひろしくんが考え直してミルカさんが助かって、 魔法少女たちは未来に帰って終わり、と。うん、やっぱりラストもうまくまとまるんじゃないか?

うーむ。ふとしたことから数学ガールの今後の展開予想になってしまった。

最後にまとめ

結城先生ごめんなさい。本当にごめんなさい。ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。


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